私たち𠮷岡製油が創業したのは1969年のことです。食肉の加工段階で破棄される脂身を引き取り、ラードを造る事業を始めました。以来、半世紀以上にわたりラード本来の風味を大切にする昔ながらの製法にこだわってまいりました。おかげさまで、その豊かな風味は今でもお客様から愛され続けています。
こうした変わらぬラードづくりを継承する一方で、時代の流れをとらえ進出したのが廃食油のリサイクル事業です。地域から出る廃食油を回収して、それを様々な産業分野で利用できる原料にリサイクルしていく。それが地球環境に負荷をかけない循環型社会の実現につながっていく事業です。今日では、独自で万全の回収体制を築くとともに、業界団体である組合とのネットワークを活用して関東の1都6県を広くカバー。年間約5000tの廃食油を回収しています。
また、リサイクル処理についても、様々な産業分野の原料になる再生油を造るだけでなく、環境に優しい再生エネルギーであるバイオディーゼル燃料づくりにも挑んでいます。
今日、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする『カーボンニュートラル』が世界的に求められるなど、循環型社会の実現がますます重要になっています。𠮷岡製油では、業界をリードして廃食油リサイクルに対する認知度を高めることでいっそうの需要を喚起し、循環型社会の輪を広げていきたいと考えています。
精肉店から渡された脂身を、平釜で煮込んでラードにする─「油脂商𠮷岡商店」が創業したのは、1969年のことでした。
創業から半世紀が経った今も、ラードづくりの製法は何一つかわっていません。だからこそ、「𠮷岡製油のラードは昔ながらの味がする」と、お肉屋さんのお惣菜から個人飲食店まで、幅広いお客様に愛され続けています。
一方で、大きく変化を見せた点もあります。それは、廃食油のリサイクル事業です。ラードや植物油など、使い終えて廃食油となったものを、発電エネルギーや動物の飼料、ペンキやクレヨンなどにリサイクル。環境保全の面だけではなく、0から1を生み出すような、循環こそが私たちの仕事に変わりました。
変わらないものと、変わり続けるもの。その2つを胸に、そして、まだ見ぬリサイクルの可能性を信じて、私たちは、日々、仕事をしています。
以上のことが地域に貢献できることであり、この事業で適正な利益を頂き、そのことにより社員及び携わる人が豊かに生活できる環境を整えることが真の地域に根ざした企業となります。
埼玉県入間市狭山台4丁目18-1
【販売先】
三共理化工業株式会社、ロイヤル産業株式会社、株式会社日東物産商事 ほか
【廃食油回収先】
食品工場、食品スーパー、学校給食、コンビニエンスストア、食堂、レストラン、居酒屋 ほか